お客様の紹介
autosen 社は、センサおよび自動化ソリューションのオンライン販売プラットフォームとして 2011 年に設立されました。中小企業および産業部門におけるデジタル化の推進力として、autosen 社は現在、インダストリー 4.0 および産業用モノのインターネット (IIoT) 向けのオールインワンソリューションを開発および提供しています。
同社は 2018 年に、世界初のプラグアンドプレイ IIoT ゲートウェイである io-key を市場に投入しました。その考案者および共同作成パートナーとして、autosen 社は、進行中の開発活動および新しい応用分野の開拓において自社のリソースを活用するとともに、io-key エコシステムでは Software AG を含む主要な IIoT スペシャリストの能力を活用しています。autosen 社には現在、約20人の従業員がいます。
クラウドへの迅速な移行: 産業向けセンサ用 io-key
産業用モノのインターネットの最大の可能性が 1 つのボックスにまとめられています。これが autosen 社の io-key の背後にある概念であり、クラウドへの極めて迅速かつ簡単なパスをお客様に提供するとともに、クラウドがもたらすすべての機会を提供します。io-key は、センサテクノロジに合わせて特別にカスタマイズされた多数の革新的な機能により、信頼性の高いリアルタイムのデータ分析と制御を提供します。Software AG の Cumulocity IoT プラットフォームは、これを可能にします。
autosen 社は、センサと自動化コンポーネントを熟知しています。同社は現在、1 万を超えるお客様に独自の製品とソリューションを提供しています。センサ自体は、目立つ存在ではありませんが、すべての産業プロセスに不可欠な製品です。それらは非常に丈夫であるとともに正確で、充填レベル、温度と湿度、または機械の状態とサービスの必要性に関する信頼できる重要な情報を提供します。そのデータは、通常、システムが適切に動作中という重要な証拠を提供するため、常にアクセス可能でかつ分析可能でなければなりません。クラウドは、場所に依存しないデータの監視と分析に最適なプラットフォームです。センサデータをクラウドに転送する従来の方法では、高いコストと広範な技術的労力が必要でした。これは、多くの企業にとってジレンマとなっていました。
autosen 社は、お客様のジレンマとニーズを認識し、パートナーである Software AG と一緒に使いやすいオールインワンソリューションである io-key を開発しました。このソリューションは、IIoT ゲートウェイと統合型 SIM カードで構成されており、データを転送して io-key クラウドで利用します。
このクラウドは、Software AG の最先端の Cumulocity IoT プラットフォームをベースにしています。プラグアンドプレイソリューションとして、io-key は IO-Link を介して接続されたセンサを自動的に認識し、対応するダッシュボードを自動的に生成します。
初期設定自体は、プロセス全体で 1 分もかかりません。そして専門知識は必要ありません。ボックスをケーブルでセンサに接続するだけです。「IT インフラストラクチャへの介入や、さらなるプログラミングはありません。io-key は、最小限の労力で最大限の統合を実現します」と、autosen 社の製品/テクノロジ部門の責任者である Rainer Schniedergers 氏は語っています。
さまざまな産業の視点から見た場合、温室内の湿度測定センサ、食品加工工場の冷蔵貯蔵庫の温度測定センサ、または穀物用サイロの充填レベル測定センサなど、どのような用途であっても、単純で使い勝手の良さは他に類を見ないユニークなセールスポイントとなります。センサのデータは、バックグラウンドで Cumulocity IoT を使用した io-key を通じて呼び出され、分析され、表示されます。
同様に、製造業の加工プロセスをリアルタイムで監視できます。また、アラーム機能には、会社のクローズドな IT システムに一切アクセスすることなく、クラウドからメンテナンスおよびサービスの依頼ができます。お客様はクラウドをオンデマンドで使用します。io-key は完全に自己完結型であり、コスト的にもお手頃です。io-key のコストは €249 で、選択したパッケージに応じて €5 ~ €20 の月額料金がかかります。これは、さらに複雑で高価な従来の外部監視ソリューションと比較して、コストを約 1/10 に削減できるということです。
「センサの実用的な監視ソリューションをお探しのお客様のために、当社では徹底的に問題を解決します」と Schniedergers 氏は語っています。必要に応じて、お客様はプラットフォームの Apama Analytics Builder を通じて Cumulocity IoT の革新的な分析機能を利用したり、テキストメッセージングによるアラームなどのオプションのサービスを予約したり、io-key の場所を地図上に表示したりできます。
autosen 社は、Cumulocity IoT プラットフォームが安定性、柔軟性、速度に関して同社ニーズを完全に満たし、実装の要件も満たしていたため、Software AG をパートナーとして選びました。コラボレーションは当初から順調に進み、市場投入までの開発期間は約 1 年でした。
結果として、大きな可能性を秘めた、お客様固有の柔軟なソリューションが実現しています。1 万 2,000 種類以上のセンサと、io-key を使用可能な IO-Link センサを提供しているメーカーが 300 社以上存在していることから、マーケティングの機会は膨大です。また、autosen 社は io-key を直販するだけでなく、ホワイトラベル製品としても提供しています。
これにより、ドイツテレコム社のような通信事業者など、Cumulocity IoT をすでにご利用のお客様に焦点を当てることができます。ドイツテレコム社の営業チームは、完全なソリューションとして io-key を顧客に提供でき、これによりセンサテクノロジ市場がさらに拡大します。これは、関係者全員にメリットをもたらします。autosen 社は将来的に、io-key エコシステムを拡大し、強化することを検討しています。
Cumulocity IoT プラットフォームは、新しいデジタルビジネスモデルの構築に特に適しており、主要な顧客に対応するために必要なすべての前提条件を提供します。autosen 社は、世界中で利用可能な io-key を最近導入したことにより、世界市場での地位を確立する上で新たなマイルストーンに到達しました。Software AG と autosen 社のコラボレーションは優れた成果を収めており、それは今後も継続していきます。